斎藤はどこへ行った

ベリベリエモーショナルOL一年目(元大衆大学へっぽこ心理学部生)

気になるMMとわたし

最初に弁明させてもらう。今回出てくるMMは「わたしの周囲にいる誰か特定の一人」を指しているのではなくて、わたしが就活中~就職後に出会った「たくさんのふしぎなおとなたち」を統合して創り上げた架空の存在である。(あと関西弁に関してはおぼろげな記憶…

まさかと人生

2017年3月3日正午前、弊大学の卒業確定者の告示がインターネッツの片隅にて行われた。 告示ページには、8桁の学籍番号だけがつらつらと表示されていた。番号順で。個人情報保護のためである。 先日の入社前研修から帰宅後、サイズオーバーで垢抜けないスーツ…

二子新地駅徒歩13分築19年2K家賃8万2階建てアパートの一室で金曜夜22時に飲みほすちょっとぬるいアサヒスーパードライ500mlの味

いつか訪れてほしい、自分にとっての「幸福」の話をする。 その「幸福」というやつは、おそらく凡庸で垢抜けなくてすり減っていくだけの暮らしの中にある。 私は社会人5年目で、そんなに仕事が「デキる」わけではなくて、得意先への応対はだいぶマシにできる…

心理学部卒の就職最前線②お気持ちよりも金を産め

前回からだいぶ間が空いてしまいました。 ttt414141.hatenablog.com 学部1年生は大学に慣れ 2年生は「え~~~~~成人式の振袖どうしよ~~」と悩み出し そして3年生の一部の人たち(外資系企業やテレビ業界など選考の早い企業志望の人)は就職活動を始めた…

麻婆茄子つくった

実家暮らし21歳、初めて麻婆茄子をつくった。 泊まった友達の家でこれが出てきたら「あっ、こいつのお母さん、料理別にそんなに上手じゃないな」と察しつつも、でも普通にそこまで抵抗もなく食べれてしまうレベルの、可もなく不可もない感じの出来栄えだ。 …

持たざる者へのまなざし

「持つ」というのは非常に便利な日本語だ。 その目的語となれる「モノ」の守備範囲たるや、あっと驚くほど、広い。 「人を魅了する美貌を持っている」 「五体満足で健康な肉体を持っている」 「都内に戸建てを持っている」 「定職を持っている」 「専門資格…

アルピニスト宣言

わたしは、私たちは、日常のあらゆる場面で意思決定を迫られる。 「夕飯に何をたべるのか」、「休日はどこへ遊びにいくのか」といった些細なものから、進学、職業選択、結婚といった、人生の転機となる重大なものまで、意思決定の内容の幅は多岐にわたる。 …

全ての人に「布の母」を

読みました。黒子のバスケ脅迫事件の被告人最終意見陳述書。 「黒子のバスケ」脅迫事件 被告人の最終意見陳述全文公開(篠田博之) - 個人 - Yahoo!ニュース 素晴らしい文章です。本当にすごい。 ある種の人にとって、ずっと心の中に引っかかっていたけど、 言…

生きること、それそのものが「業」(カルマ)なのか 新庄耕『ニューカルマ』感想

以下、読書感想文である。 高校生ぶりだぞ、こういう文章書くの。 新庄耕さんの『ニューカルマ』を読んだ。 ニューカルマ [ 新庄耕 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・さ行ショップ: 楽天ブックス価格: 1,620円 新庄さ…

サケ・ノミマクル

ここ半月ほど、14時くらいから1時間ほど一気に酒をあおぎ (ワインボトル半分と自家製梅酒ロック×2がいつものルーティーン) 気を失うように寝て、19時くらいに起き、用意された晩御飯を食べ、小説や散文をひたすら書き、酒を飲み、24時くらいにインスタント…

私の「彼」

私は異性と親密な関係になったことがないのでわかりかねるけれど、でもきっと愛憎いりまじるというのはこういう感情なのだろうなとは思っている。 彼は三人きょうだいの末っ子として生まれた。 上には姉が二人。おしとやかで体が弱いが頭の良い長姉と、活発…

心理学部卒の就職最前線①未来の同胞に告ぐ、我らの前に道はない

4月から大学生になったみなさん、その中でも心理学部という物好きな学問を専攻したみなさん、ご入学おめでとうございます。 さて、突然ですが、皆さんはなぜ文学部でも国際学部でも法学部でも経済学部でも経営学部でも商学部でも哲学部でもなく心理学部を選…

メンヘラコンテンツ地獄の門

溢れ出る自意識をインターネットで公開し、コンテンツ化する人たちがいる。 ブロガーやツイッタラー、ユーチューバー、インスタグラマー。 多様な媒体から常に提供される各コンテンツたち。その持ち味(個性)もやはり多様である。 自意識を披露するだけで注…

ザイル先生と私 エピソード0 〜私のガチャ歯〜

「保険が適用される骨切り手術が必要ですね。そうしないと歯並びを治すのは難しいと思います。」 学生街の片隅にある矯正医院にて、壮年の先生にこう宣告されたのが、今から2年半前のことでした。 えーーーーまじでガチャ歯直すのに手術いるの???私そんな…

私以外も私です

今週のお題「20歳」20歳になったいま、思うことがある。10代の頃、私は父を軽蔑していた。父はアル中で、そんでもって無職だった。自室で、昼夜問わずYAZAWAを爆音で垂れ流し、日中はいつもオンボロの自転車に乗ってブックオフに通いつめる父。読みもしな…

『魔女の宅急便』からみる13歳の就活

魔女の宅急便、今見ると趣きが全く違います。 これは、13歳の女の子が歯を食いしばって就活して、自分で生きていこうとする話です。今の私にはそう見えました。以下、感じたことのメモ。 1.「空を飛ぶしか能がない」 「空を飛ぶしかできない」という言葉、物…

三浦海岸に沈む夕日をみたくて猛ダッシュした話

トピック「年末年始の風景」について 分かる人はあれ?と思うタイトルです。ですが、今しばらくお付き合いください。 先日、大晦日にみさきまぐろきっぷを利用して横浜→三浦海岸→三崎口→三崎港という日帰り小旅行を楽しんできた。 横浜⇆三崎口の京急線代+京…

のぼうの城で上地雄輔という怪物を見た

あえてSMAPではなく、その裏で放送されていた『のぼうの城』について書きます。てか、石田三成を演じていた上地雄輔に戦慄したことについて書きます。 まず簡単なストーリーのあらまし ◉豊臣秀吉が天下統一目前 →最後に関東の北条氏攻め落とすぞ ◉天下の豊臣…

倉橋ヨエコさんって知ってますか?

倉橋ヨエコさんが大好きだ。 ヨエコさんの作品はとても独特である。 第一に、メロディラインがなんか変だ。 変なところで盛り上がり、盛り上がりに従って音程は中途半端に高くなって(あるいは極端に高くなって)、フレーズがおさまるところでは音程が下がりき…

そして、父を語る1

私の父は、一昨年の11月にホスピスで死んだ。 職が続かない人だった。建築会社、証券会社、中規模商社と将来設計が感じられない転職を繰り返したのち、40半ばで拾ってくれたシロアリ駆除会社で左遷に合い自主退職。その後は郵便局や冷凍センターのアルバイト…

目黒線でナンパしてきた男の人の心を解体新書しようとした話

祝日の早朝の車内、人はまばら。 最寄り駅から車両に乗り込んでいた私は、端っこの席で来月末のtoeicのためにダラダラと単語帳を見ていた。 私の座席の列には誰も座ってなくて、しばらく気楽にガタンガタン。こりゃー寝るぞと思った矢先、どっかの駅で「寒み…

自称メンヘラが心理学部に行ってよかったなあと思ってる理由2つ

タイトル通りです。私は中高をメンヘラとして過ごしてきました。そんな私が大学では心理学を専攻し、よかったなと思っている理由を述べていきます。 1.「誰かに自分のことをわかってほしい」なんて思わなくなる Twitterやリアルでエンカウントしたメンヘラな…

(500)日のサマーをみて、自分のトラウマをお焚き上げた話

勝手にフォローをしている某女史のTLがこの映画の話題で持ちきりだったので、遅ばせながら(500)日のサマーをTSUTAYAで借り、みてみた。 おしゃれでキラキラしてポップな画面の間から人間の業がちらついて見えた気がした。男も女もみーんなどうしようもなく不…

キモい私は、初めてできたキモい異性の友人とキモい関係になってしまい、それが嫌になってブッチした

結構身勝手な話します。当人含め、読んで不快になる方もいるかもしれない。一応ボカシはいれている。 小学生以来、異性の友達がいなかった。中学では部活の男子と、業務連絡または自虐ネタでしか絡めなかった典型的喪女だったし、高校もそんな感じ。男子なん…

呪いと絶望は、祈りと希望でもある

端的に言うと、失恋をした。失恋をした、というかこれ以上あるかないのかわからない、あのこの脈を盲信し、進展を祈る気力がなくなってしまったというのが正しい。魔法がとけてしまったとでもいうのだろうか。あのこというのはもちろん前回の記事http://ttt4…

恋に落ちた話

恋に落ちるという言葉があるのは知識としては知っていたけれど、まさか自分がその沼にはまるとは思わなかった。その子とは先日行った国際ボランティアで知りあった。笑顔が素敵で、子どもに好かれて、純粋で。理屈抜きでまさしく「落ちた」。本当にあのこと…

ぜんぶ、妖怪のせいだ

今、妖怪ウォッチがちびっ子達の心を鷲掴みにしている。 国をあげて失敗作だと名指しされ、教育方針の改正でもはや無かったことにされそうなゆとり世代の一員である私は、そんな妖怪が覇権を握る現実を見るたびに、なんだかとっても寂しくて、切ない気持ちに…

理◯の人、いい人でした。

大学の友人から、こんな笑い話を聞いた。県内でも下から数えた方が早い学校へと転任した恩師を、友人たち教え子が囲む機会があった。そこで恩師から赴任中の学校でのこんな出来事を聞いたという。ある日、1人の真面目そうな生徒が職員室にいた恩師のもとへ質…

斎藤くん(仮名)、お元気ですか

ブログタイトルの由来になった斎藤くん(仮名)のお話。斎藤くんと私は小学校2年生のときに始めて同じクラスになった。出席番号が近く、家もそこそこ近かった私達はなんだかんだで仲良くなって、ある日同じく番号の近い佐々木君(仮名)を交えて放課後公園で遊ぶ…

6年間続けてきたものを7年目に辞めた話

プロを目指してたとか、そういった大層な話ではない。私が中学一年生の時に吹奏楽部に入ったきっかけは、友達のkちゃんのお姉ちゃんの影響だった。祖母同士交友があって、幼稚園からの付き合いだったkちゃんに連れられて、小学生6年生のとき私はお姉ちゃんの…