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斎藤はどこへ行った

大衆大学へっぽこ心理学部にわか心理学科専攻のJD

自称メンヘラが心理学部に行ってよかったなあと思ってる理由2つ

 

タイトル通りです。私は中高をメンヘラとして過ごしてきました。そんな私が大学では心理学を専攻し、よかったなと思っている理由を述べていきます。
 
 

1.「誰かに自分のことをわかってほしい」なんて思わなくなる

 
Twitterやリアルでエンカウントしたメンヘラな人たちを見ていると彼らは口々に「誰も私のことを分かってくれない」と嘆いていらっしゃいます。そういうのを見てると、ああ彼らは「自分を分かってほしいんだな」って感じます。かくいう私もそうでした。
 
しかし、心理学を学部レベルで齧るとわかるのですが、まじで人の心って果てしない。この薬剤にこの液入れれば、絶対こうなるっていう化学とは違い、皆さんもご存知の通りこの人にこう言えば、その人は心で絶対こう思うってのはないんです。同じ「お疲れ様です、」って言葉をかけても、AさんとBさんでは意味の捉え方も、そのあと思うことも違う。
 
何か事象が起きた際の心の反応(=事象に対する認知とそこから派生して生まれる感情)って、確かにそこにはあるのに、無限の可能性とパターンを秘めている。
 
客観的にその仕組みの全てを観察しようなんて不可能な話。私の心を分かってったって、そんなの分かりようがない。心って下手したら、宇宙みたいなもんかもしれません。
 
だからそんな無限大の心を研究する心理学では、様々な分野から「心ってなんぞや」ってアプローチをしています。心理学って聞くと、心病む→よっしゃカウンセリングみたいな印象つよいですけど、心理学って意外と色々な分野があるんですよ。臨床心理学、生理心理学、家族心理学、発達心理学、社会心理学教育心理学認知心理学産業心理学、パーソナリティ心理学、コミュニティ心理学、犯罪心理学
 
分野によっては、学ぶ・研究をする上で医学の知識が必要だったり、仮説を検証するために実験をして、結果を統計にかけることもあります。生理心理学とかはもろ理系で水槽を牛乳で満たしてそこにネズミを泳がせる実験したり、うん。
こうしてみると心理学って結構ね、手びろくいろいろやってるんです。それでもじゃあ心って何?という問いに対する具体的なコレという答えは分かってない。
 
心って何?そんなの具体的に物体としてあるわけじゃない。客観的に観測できないものを学問として追求するって哲学と変わんなくね?心理学の専門職志望は別として、学ぶことによってなんかスキルアップに繋がったりとかすんの?とかいわれたらまじそれまでです。ですが、職業選択やその後のキャリアにかかわらず、心理学に触れることで「私たちはよくわからん心というものをもっている」と認知することって意味があるんじゃないかなと思います。
まあ要するに、心理学を学んでの個人的な体感を述べると、あんたの心もわからんし、私の心もわからんわ、って気がつけて、余計な落胆とか恨みとか喧嘩とか失望とか減って、精神健康上とても楽だよってことです。(当社比)
 
 

2.自分の感情を分析できるようになることによって、感情に振り回されてヘトヘト…ってのが少なくなる

 
言いたいことも言えないこんな世の中じゃ、ストレスも溜まります。私まだ学生っていういいご身分ですけど、ニュース見たり、本読んだり、お母さんの愚痴聞いたり、おばあちゃんの苦労話きいたり、バイトで嫌な客の対応したり、就活始めてみたり、はてなとかTwitterで色々な人の話を聞いてると、世の中って本当歪んでるしやべーなって体感します。
 
だいたいみんな、自分のことしか考えてないし、自分のことが一番可愛いんですよね。だから、すごい身勝手なことしてきてこっちがばっちりくらったり、こちらのとこ知りもしないのに決めつけて腹立つこと言ってきたり、本当に人間って面倒くさい。
 
そういう時、イラーーーーーーーーっとしたり、はぁーーーーーーー???ってなったりするのはもう当たり前だと思うのですが、そういう湧き上がってくる感情ってものすごく疲れる。本当に疲れる。
 
そういう気持ちが湧き上がってきた時、どう対処しますか?お酒を飲んだり、やけ食いしたり、セックスしたり、運動したり、自分より弱い立場の人間を攻撃したり…色々方法はあるかと思います。
 
心理学を専攻すると、自分が不快な気持ちになった時に、その気持ちが「何によって引き起こされるのか」「どういう状況でより強く感じるのか」「今不快な気持ちになったが、具体的にどのような状況に変われば『不快でなくなる』のか」といった自分の感情の分析方法について体系だって学ぶことができます。これは臨床心理学分野で徹底的に叩き込まれる思考方法で認知行動療法と言われていて、これは結構、今学会ではどーなのって声も出てたり、やろうとすると最初は糞めんどいんですけど、やってくと割りかし楽しい思考法?です。
 
この思考方法のよいところは、分析をすることによって、不快感情を防ぐための具体的な方略が取りやすくなることです。
 
なんかイライラするーっていうのと、こういう状況でこの人にこう言われるとこう嫌な気持ちになるって分かるのとでは、だいぶ違うのではないのでしょうか。
 
 
以上。独断と偏見でした。