読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

斎藤はどこへ行った

ベリベリエモーショナルOL一年目(元大衆大学へっぽこ心理学部生)

倉橋ヨエコさんって知ってますか?

 

倉橋ヨエコさんが大好きだ。

 
 
ヨエコさんの作品はとても独特である。
第一に、メロディラインがなんか変だ。
変なところで盛り上がり、盛り上がりに従って音程は中途半端に高くなって(あるいは極端に高くなって)、フレーズがおさまるところでは音程が下がりきらず変な高さでふらふら低空飛行をする。(一例:『椿荘』『蛙の歌』『部屋と幻』)
だから、彼女の書くメロディラインはとても不安定で掴み所がない印象をうけやすい。し、メンタルが不安定なメンヘラの耳と親和性が高い。
 
第二に「歌声が下手(に聞こえるようにわざとしている)」だ。
誤解がないようにいうと、断じてヨエコさん、歌が下手なのではない。だが、曲を聴いてるとなんかすごく「下手」に聞こえる時がある。『梅雨色小唄』とかは綺麗で誰が聴いても「上手く」聞こえるだろうから、多分わざと彼女はわざとそうやって聞こえるように歌ってるんだと私は思っている。
何がどう「下手」なのか。音程とリズムの取り方がめちゃめちゃなのだ。カラオケ測定マシーンとかで測ったら音程上がりきってないです、とかリズムあってないですとか言われちゃいそうなくらい、型にピッタリとはまってない。感情の揺れ動くまま、思うままに声を張り上げ、歌い上げている。叫ぶように。泣くように。駄々をこねるように。
カラオケ採点歌手の某.Jとは正反対なのである。
 
第三に、歌詞が独特だ。
同じ言葉を繰り返したり(『夜な夜な夜な』『不安のお山』)、シャバダバシャバダバ言ったり。
ポップでファンシーな忌み節から、キラキラスイートなストーキング妄想ラブポエム、ドロドログズグズの嫉妬の叫び、お布団をしくしく濡らす自己嫌悪の涙まで。ヨエコさんの歌詞は、どれももれなくぶっとんでる。ぜひ確かめていただきたい。
 
最後に倉橋ヨエコ初見の方にぜひ聴いていただきたいおすすめ3曲を勝手に紹介して、結びとする。
 
 
 
 

1.  2番目の道

ライトなもの。ライトといっても曲調に反して歌詞はほの暗い。開き直りの歌。
 
♪そうよ、2番目の道
 
 
 
 
 

2.  沈める街

これぞヨエコという曲。自分を捨てた男を「あの子」って呼ぶ感じが、未練タラタラで無理してる感じでとても良いです。
 
♪アイロンのかけ方をほめてくれたあの子を今処刑します
 
 
映像はファンお手製
 
 

3.  流星

RYUSEIつったら倉橋ヨエコですよ
 
♪結局私は1人きり 出会った意味などありますか?
 
 
これもファンお手製
 
 
番外編:今日も雨
ポガティブ(ポジティブなネガティヴ)で泥臭いヨエコ流ロック
 
♪でも飛び出して 飛び出していこう  待ってる人はいないけど  
 
 
2008年に「解体」されてしまった倉橋ヨエコさん。今どこで何をしているのだろうか。