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斎藤はどこへ行った

大衆大学へっぽこ心理学部にわか心理学科専攻のJD

心理学部卒の就職最前線②お気持ちよりも金を産め

心理学部卒の就活

 

前回からだいぶ間が空いてしまいました。

 

ttt414141.hatenablog.com

 

学部1年生は大学に慣れ

2年生は「え~~~~~成人式の振袖どうしよ~~」と悩み出し

 

そして3年生の一部の人たち(外資系企業やテレビ業界など選考の早い企業志望の人)は就職活動を始めたころと思います。

 

前回の記事のときは私も就活の真っ只中で、ちょっと気が狂っていたこともあって異様にテンション高い感じの文章になってしまってますね。すごい読みにくい。

先日ついに就職先(中小商社)が決まったこともあって。今、まあ、ある程度は腹をくくっているので。たんたんと書いていきたいと思います。たんたんとね。

 

今回は心理学がもつ「価値」ってなんなの?ってことと、

企業は心理学に何を求めてるの?ってことの2点に関する私なりに考えた意見を述べてこうと思います。

 

心理学部3年次のみんな、これ読んだらリクナビマイナビに登録するんだゾ☆

 

 

心理学は金にならない

この見出しは半分あっていて、半分間違っています。

というのも、

心理学というのは「何かほかの分野の知識と掛け合わせて初めて、莫大な価値を持つ学問」であるからです。

なんのこっちゃ?とおもったボーイズ&ガールズのために、説明をいたします。

 

例えば、心理学の大活躍領域に「臨床現場でのカウンセリング」があります。

主に病院・クリニックなどの医療施設において、心理学を学んだ臨床心理士精神疾患の患者さんに対して話を聞く、あるいは治療を試みる。世間一般の人が想像するのはそんな姿だと思いますし、その姿は大方あっていると思います。

 

しかしながら、通院をしている一般的な精神疾患の患者さんが「カウンセリング」のみで寛解を試みるというのは非常に、非常にまれなケースです。大抵の方はなにかしらの「薬事療法」も同時に受けていらっしゃいます。

これは当たり前のことなんですが、精神のほとんどの機能(思考する・推論する・喜怒哀楽などの感情等々)って頭、脳に内蔵されています。

んで、脳の中にあるこれらの機能が上手く働いていないってのが精神疾患の要因の一つです。じゃあそれをどうすんのっていったら、その機能が上手くまわるように働きかける薬を投入するゾってのが、狐憑きも狼男も信じなくなった科学世紀21のJAPANが行ってる方針なのです。

 

と、いうことなのですがしかし、ここでポイントとなってくるのが「精神疾患の患者の治療には薬品が必要」という点です。

というのも、臨床心理士には薬物を「処方」する資格はありません。

じゃあ、誰が「処方」をするのか―精神科医です。

 

もうお判りでしょうか。

心理学がもっとも価値を持ち、必要とされる「臨床カウンセリング」の分野においても、心理士は「医学の力=薬の力」を借りないと患者を治療し、寛解させることができないのです。

 

医学×心理学という異なる分野の知識が合わさってはじめて、一人の精神疾患の患者さんが寛解できるかもしれないという可能性が、つまり社会的な価値・意義が生まれるのです。

 

ちなみに、カウンセリング場面の他の例として「学校現場におけるスクールカウンセリング」というのもあります。ここでは、学校に月数回の非常勤(まれに常勤)をするスクールカウンセラー(臨床心理士免許取得)が生徒を相手にカウンセリングを行う場です。

この場で薬等が処方させることはない(処方されるような重い子だったら外部の治療できる施設に取り次ぐ)のですが、

それでも学校の先生との連携を図る必要はあります。(教育(学)×心理学)

なぜなら、該当生徒がおかれている対人環境を正しく把握・査定するときには「生徒のクラスの担任」からの聞き取りが不可欠ですし、よりきめ細やかで継続的な心理的な支援をしようと考えれば、「月に数回しか来れないカウンセラー」より「身近な先生」が動いた方がいいのは明白だからです。

 

 

 

長くなりましたが、つまるところ、心理学というのは、心理学以外の学問と掛け合わせるてはじめて大きな価値・意義を産む学問だという事です。

この法則は上記のような「病院内での世界」にとどまらず私たちの生活のすぐそばでも使われています。

 

経済学×心理学で超ヒット商品を産むためのマーケティングをする、だとか

経営学×心理学で全社員が心酔するようなカリスマ社長になる、だとか

スポーツ×心理学で歴代最高の記録を打ち立てる、とか

工学×心理学でどんなひとにも好感をもたれるデザインの製品をつくる

だとか

 

きりないです。んで、ここですっげーーーー心理学部生にとって激ツラな事実が浮かび上がってきます。

 

「経済学とか諸学問を極めた人が、後から心理学学んで、それを既存の経済学等の知識とドッキングさせた方がパフォーマンスよくない?????」

 

そうなんですよ。

例えば、すっごい大企業とかだったら、「めっちゃ売れる新商品作りたい」と思ったとして、経済学の権威と心理学の権威二人連れて来て、金払って「よろしく頼みますでおま」ってゴマすると思います。

が、それがフッツーのそこら辺の企業だったら、経済学がそこそこできる別に権威ではない人に土下座して、「お願いします、アッ、心理学の勉強もしといてください、手当はだしますゥ」ってなると思うんですよね。

だってそうすれば、人は一人で済むし、いろいろな面で圧倒的にコスパがいでしょ。

 

どんな企業だって、お金儲けがしたい。そしてお金儲けに必要なのが徹底的なコストカットとコストパフォーマンスの向上です。あれ、じゃあわたしたちって、わたしたちって・・・・・・

え??????????

 

あれれ?????心理学部生のみんなーーーーー息してる??????

 

 

それでもあなたは私がほしいの?

息してますか皆さん。私は書いていて内臓が痛くなってきました。

そんなこんなですが、かといって、心理学部卒の我らの就活に全くの希望がないというわけではありません。

新卒採用をする企業っていうのはようは「金を産む(できたら優秀な)人材」がほしくて採用活動を行っています。

だから、それでも心理学部生は「金を産める」ことをアピールできればいいのです。

傾聴が出来なくても、DSM-5を知らなくても、「金を産める」ことが示せれば、あららびっくり大企業に入って安定&ゲットマネーライフだって夢じゃありません。

 

「ゲットマネーするために心理学部に来たんじゃない」ってほとんどの学部生は憤るでしょうが、ほら、うちらってさ、ここまでさ、大学生するのにさ、いくらかかったと思ってるん?ほら・・・・はは・・・・・言ってみ?な?言ってみよ?な、ゲットマネーして自分の生活のケツは自分で拭いて、親には孝行しようぜ、ってことで続けます。

 

私が思う心理学部の「金産むアピールポイントは二つ」

 

企業がほしがる心理学の知識①統計

学部に入って最初に皆さん思ったはず。

「えっ???????心理学部って統計やるの????????」って

 

心理統計は諸々の知能検査、あるいは心理尺度の回答結果を分析・考察するために非常にマストな分野です。

 

心理学部じゃない人とか、これから心理学考えているひとに雑に説明すると、

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こういう心理テスト的なのあるでしょ。これが心理尺度っていいます。

これは質問考えた人が、例えばこの場合は「ユニークな人ってこんなかんじかなー」って考えてつくってるんですけど、

ただ考えているだけじゃなくて、(それだと少女漫画雑誌の後ろの方の「心理占い」と同レベルになってしまう)

この質問をつくった後、めっちゃたくさんの人に解答してもらってその結果を統計学的にうまいこと(以下略)分析して、はじめて「この質問でユニークな人がどうかがわかる!」って裏とってから世に出してるんですよね。

え、ユニークかどうか知ってどうなるの?って感じですが、尺度にはいろいろなバリエーションがあって、「対人不安」とか「意思決定の傾向」についてを調べる尺度があったりします。

 

finnegans-tavern.com

 

意思決定の傾向はこっち

ci.nii.ac.jp

 

モノによってはめちゃめちゃ有益だし有名だし、ぜっったい一回くらいはみなさん何かしらの心理尺度に回答しているとおもいます。

 

その「上手いこと分析」のために使われるのが心理統計だったりします。

まあそれだけじゃなくて、その、他にもいろいろ使われるんですが、学部生はだいたい尺度分析のためだけの統計に4年間をささげます。

心理統計やってない大学の心理学部ってあるのかな、ってくらい心理統計は超ベリベリマストそんな学問です。

 

 

よくわかる心理統計 (やわらかアカデミズム・わかるシリーズ)

よくわかる心理統計 (やわらかアカデミズム・わかるシリーズ)

 

 ↑お世話になっております・・・・・・

 

じゃあ、この学問がどんな企業で金になるのかというと

帝〇データバンクとかの信用調査会社、あるいは、新卒中途問わず人材採用時の適正テストの有名どころ、玉手箱とかつくってる日本エスえいほにゃららとかです。

 

前者は顧客である企業の分析や査定に、後者はもうあのテスト自体つくるのに心理統計の知識をまるまる応用できます。

 

しかしちなみに、「人の心が好き~~~多くの人のお気持ちを傾聴したいなあ~~~」みたいなマインドの人がここを受けると双方不利益を伴った地獄絵図が発生するのでお気をつけあそばせな。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと話が長くなりそうなので、また次回。